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もし日々が残酷になるばかりならさよならすこしやさしいきのう
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朱を入れて紫になれ金になれ朱の一色になってしまうな
彼方此方(あちこち)の言葉で表示されてゆく「緊急電話」の語を眺めてる
あなたには知らぬ常識(ならい)が世にはある分からないなら分からなくていい
望月の湛わしききみ 台風の二つが空を奪い去っても
新しい枕詞
金子武雄『称詞・枕詞・序詞の研究』
第二編【枕詞の研究】 第四章 p.148~

(1)他の語――枕主語となる語との間に、意味上あるいは音声上必ずなんらかの関係のある語であること。
(2)その語――枕主語となる語との間に、意味上の実質的な接続関係がなく、それを含む文の本義には関与しない語であること。

(中略)

たとえだれかがたった一度だけしか用いなかった語であっても、右にあげた二つの条件さえそなえておけば、それは枕詞としてみとめてよいと思う。したがって文献にたった一つの使用例しか見当たらない場合、社会化の証がないとして枕詞であることを認めまいとする態度を取るべきではなく、枕詞の本質的な条件をそなえているかどうかで判断すべきであると思う。


金子氏の枕詞に対するスタンスは古い歌を読む際に「この語句は枕詞なのか違うのか」を見定めるためのルール設定だが、短歌を作る上でも大いに勇気づけられる。なにしろ枕主語として知られている単語に古語や使わない表現ばかりでは、その枕詞はとれない。私は現代語で(口語というよりは現代語で)旧仮名遣いで歌をつくりたい。“枕詞の本質的な条件をそなえて”いるように、使える単語を枕主語としたいのだ。

どうすれば新しい枕主語を自然に使えるかしら。枕詞に意味があると思われてはいけないし、まったく遠すぎても歌の印象がばらけてしまうし、なにより実感がともなわねばならないと思う。光、と感じたときに「ひさかたの光」と思う心があればこその「ひさかたの」なのだ。
ところが心が同じであることを求め始めると掛詞系の枕詞がいよいよ難しくなってくる。というところまで考えたので続きはまた今度。
弟の前の彼女に似ているね(私は彼女が大好きだった)
人ひとり降車するたびひとりぶん軽くなってゆく青いバス
女児を産む機会があれば君の名をつけるよ だから忘れていいよ

#百合短歌
ぼくひとり破裂する日がくるだろう 同じ器官をもっているのに

#BL短歌
未視感の既視感の未視感の既視 死んだことなど無いくせにねぇ
本当に好きなあいつに似せようとカレシの髪を切っている君
26,7にもなれば恋愛は早送りする ネタバレも見る
100万のLEDがぼくを見る 緑、クリームソーダみたいな緑
ポケットに欠片があってデバイスの純金含有量を書き出す
瞼にも血は流れててどくどくと僕より君のほうが冷たい
生まれたくなかったみたいによく眠る そらいっぱいの塔の風鳴り
生まれたくなかったみたいによく眠る 象牙の塔を風が奏でる
生まれたくなかったみたいによく眠る 今朝も風が塔を奏でる
スイッチの入らないまま応えてる (雪・月・ひかり) 最後までする
鉄の粉の吹き寄せられて 母方の祖父はアンドロイドでしたから
鏡台の抽斗に砂 母方の祖母が人魚と聞きました
「お前らは死なない」という声がしてまっすぐ歩く あたたかな夜
あの赤い子供を愛しているんです
あの赤い子供への愛を詠った歌が結構ある気がしたので
並べてみようと思った。
上から下へ、古いものから新しいものへ。




北極の氷の塩の味がした。赤いおなかに沈み込むとき

「ガチャピンに内緒よ」暗い口の中へ顔ごと入れて囁きかける

6月9日を記念して10首
「ガチャピンは帰りました」と赤モジャが私以外の誰かへ語る

ころりろと目玉の中の目が揺れる 見つめあうフリしていて0時

もう既に暑すぎるからふさふさを刈り取らなくちゃ刈り取らなくちゃ

最初から暑すぎました真っ赤です送風してても目が回ります

こんなにも赤い毛皮が雪山に帰れるものか 行かせるものか

ぬくもりのにじんでくるとやわらかい 軍手を嵌めたように白い手

封筒に赤い毛糸が3本とおもちゃの時計 たったそれだけ

ガチャピン! ガチャピン! ガチャピン! あのこはどこ? たすけてガチャピン

ガチャピンが眠たげに呼ぶ赤いこを夢の中でも見つけ出せない

何か月たっても部屋で赤い毛を拾ってしまう も少し待つよ

ガルマン歌会100回記念会にて
赤い毛をしゃぶると雪の味がした プロペラの先まで愛してる


思ったより少ないな。もう10くらい作れる気がする。
あの子をやらしい目で見ているのがやましいけれど
人間のことを詠うよりもずっと楽しい。
赤い毛をしゃぶると雪の味がした プロペラの先まで愛してる
薄めれば花の香となる糞香を飲み干すようにあなたを呪う
問いただせば壊れる答え 問えぬまま乾いていった一塊の泥
思い出を詰める予定をうしなった浮き輪に砂を詰める ぎっしり
よくできた偽物ばかり好きになる たとえばメープル風味シロップ
暗闇は余計なことを思い出す 泣くのをやめてささくれを噛む
ライム色LEDのまたたきに照らされている 機械室行
3人の男とします この部屋にあなたが置いていった3個で
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